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助産施設で働くたけちゃん目線(おもいっきり整体系) でみる妊ママ、産後ママ 時々赤ちゃん 助産師諸姉 あなたのクライアントは大丈夫ですか?

    

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◆ 骨盤底筋運動の考え方
 
坐骨間(骨盤底の横幅)は、座った状態でお辞儀をすれば離れます。
お辞儀から元に戻れば寄ります。
恥骨~尾骨間(骨盤底の縦幅)は、座った状態でのけ反ると寄ってきます。
お辞儀をすると離れます。
これは腰椎を使った動きの連鎖で起こる現象ですが、
この動きを小尻にするように筋肉の力で
(尻尾丸め、内腿後面を寄せる)収縮させることが目標です。
座っていても、立位でも、臥位でも。
 骨盤底は内臓を支える働きと排泄・分娩の通路という相反する作用を持っているために、力強くかつしなやかであることが求められるからです。
ですから、肛門を締めるだけの動きでは不十分な気がします。

 
◆ 腹部の構造を安定させる筋肉をもう一度整理。
 
腹部を安定というと腹筋?と考えがちですが、
腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋群の4つはお腹の中で大きな風船のような構造を作り、呼吸をしたり運動を行う時に人体の胴体部分を安定させています。
このほかに大腰筋と腰方形筋も注目したいところです。
(この2つは身体の回旋の影響かな?)
 
まずは

腹横筋(ふくおうきん)
これはお腹をコルセットや腹巻きのようにお腹をぐるりと巻いた筒状の形をして
います。

多裂筋(たれつきん)
は背骨の横の突起から、さらに上の背骨へとつながっている筋肉です。
体をねじる運動を助けたり、背骨を安定させる役割を果たしています。

横隔膜(おうかくまく)
は呼吸をコントロールする筋肉としておなじみです。
腹横筋でできた「筒状の構造」の上をふさぐように存在しています。
骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)は骨盤の底にある細かい筋肉の総称です。
肛門周囲にあり、腹横筋でできた「筒状の構造」を下から支える役割を果たしています。
 
この筋肉が不安定であると、呼吸・循環・細かい動きに影響が出てきます。

 
◆ 腹横筋(位置については、ネットにたくさん情報があるので見てください。)
 
 産後に分娩台の上で
『産んだらお腹がぺちゃんこ~』などと喜んでいる方がいますが、立ち上がると見事に妊娠7カ月程度のお腹にがっかり。
『もうひとりいるみたい・・・』というのは、腹横筋が影響しています。

腹直筋を鍛えることは内臓下垂を助長してしまいますので危険ですね。
腹横筋はお腹を横から内側へ、こませる働きをする筋肉なので、ここを活性化することは、ポッコリお腹の解消やウエストのくびれ、内臓の位置の安定に役立ちます。
ここに力が入っているかどうか確認するためには、ASISの内側に4指揃えておいて、おへそを1センチへこませるつもりで、お腹に力を入れてみてください。
硬く張ればOKです。人によっては触診するとすでに硬く、力が入った感じが分からない方もいます。
この筋肉に影響を与えるのが、ASISの位置(骨盤のゆがみ)でお腹のフレームが歪んでいると張力に差が出てしまうということですね。
 
活法の内転筋調整では、このASISの向きというか位置が変化します。(大腿上部の内転筋調整です、たぶん。)
 
使うという意味でお薦めは、しっかりと骨盤を立てて座る。
臍を1センチ縮めるつもりで腹筋を意識することだと思います。
当然、しっぽ丸めと坐骨寄せでも腹横筋は、しっかり働いています。

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ふむふむ
  おもしろい~~こういう解説。
これ、ボバースのボックスの考え方と同じですよね。
横隔膜と骨盤てい筋群は拮抗するのでここが整うことは身体を立てるのにとても大切ですよね。
kiko 2010/10/14(Thursday)21:05:00 Edit
連載・・・ふ~
  コメントありがとうございます。
今私が納得できるというところで、知識の整理をやってます。当然間違いがあったりするかもしれないですが、ご意見を頂けるとありがたいです。


スポーツ系のプログや声楽の方からも
よく語られているところですね。腹横筋と腹圧などで検索するとたくさん出てきます。

一流の動きをするにはコアを使えるようになることが重要みたいですね、どの世界でも。
たけ 2010/10/15(Friday)01:05:42 Edit
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