助産施設で働くたけちゃん目線(おもいっきり整体系) でみる妊ママ、産後ママ 時々赤ちゃん 助産師諸姉 あなたのクライアントは大丈夫ですか?
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『ちょっと歩いてみてくださいますか?』
お願いして歩いてもらいました。
立位静止では、真っ直ぐなスリッパに対して踵が
左方向に外れています・・。
とても不安定な状態で、この方が地球に対してしっかり立つ
ためには、左に側屈、お辞儀、右に回旋していないと
軸が立ちませんでした。
普通に歩くと
やはり、右に傾いたような姿勢でそろ~りそろり。
この方、左後頸部が凝っています。
左の腰方形筋も硬く、膝倒しのL2で左突っ張り感が出ます。
(可動はOK)他の膝倒しではL4で一番症状が強く、右方向で
痛みが出ます。
左右内転筋群も硬い
左右の足首は、外返しと背屈で制限あり 右<左
足指 右1~3指 左1指 の動きが不良
左中臀筋圧痛あり
膝立て骨盤調整の動きでは、左は動きが小さく、右は動きすぎ?
左PIあり
左の腋窩の後部筋束周辺の硬縮あり。
体側伸ばしの動きでは、重心をかけられず(不安定)
首側屈の動きが左方向で制限あり。
まあざっと、こんな変化が身体に起こっています。
ご本人の自覚は
『ねじる動きが痛い。左頭の後ろが痛む。左脚がつる。右の腰が痛い
赤ちゃんが右ばかりによっている。』
骨盤高位の姿勢で、膝立て骨盤調整とL4膝倒しで
赤ちゃんの位置は中央へ移動しました。L4右方向への痛みが消失
L2左方向の突っ張り痛みは、活法の腰方形筋のアプローチで消失。
土台の修正をしたところで、上半身バランスの改善の為に
左腋窩の後部筋束周辺の硬縮を筋膜リリースもどき
(参考図書:クリニカルマッサージ)
尻尾探しの操体法
立位で歩くと水平バランスはOK。
でも、まだスローな歩きでしたが。
ここで、足首回し・足指回し。
背屈の動きが安定するように修正。
次は、首の左側屈を三軸修正法で改善。
ここで晒し支持を試して、後ろ支持で
歩くと水平+スピードアップ。
前支持だと右傾き+スピードアップ??
妙な結果が出ましたが、これはもしかしたら
晒しの左が上、右が下のクロスの方向が
影響した可能性もあり??
(右への回旋を起こす方向で支持してしまったのかも・・)
ダブル支えが一番安定したのですが、
支持はできるだけシンプルな方がいい・・ですから。
前後の動きに
目下一番対応できると私が考えている方法が、
骨盤支持での腰回しです。
それもキッチリ動かすために、四角い動線をイメージする。
・・とヘタクソさんも結構しっかりと骨盤が動いていきます。
私この動きの他人を評価するのが苦手だったのですが
この指導に変えてから、いい感じです。
その後に、動診するとしっかり立てるようになっています。
パチパチ!!
地軸と自身の軸が一致するんですね~たかがされど、腰回しです。
とりあえずいつもの動きで痛みが出なくなりましたので
本日は終了。
四つばい歩行と骨盤支持、腰回しを宿題にしました。