忍者ブログ

助産施設で働くたけちゃん目線(おもいっきり整体系) でみる妊ママ、産後ママ 時々赤ちゃん 助産師諸姉 あなたのクライアントは大丈夫ですか?

    

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今日はものすごい頭との戦いだったなぁ・・・
 
全開大で2時間・・・うんともすんとも動かず
誘導線をあれやこれや
(セミナー受けたてだから、ラインを意識してみました。
 普段は、呼吸をしやすいを一番に考えてるのですが・・)
 
なるほど収縮がくると腹圧はかかるのですが、動かない。
産瘤ができて、その奥に骨重が深く形成されている・・・けど
その方向が、また妙な??ここにあるわけないような位置に。
 
第1回旋が上手くいかないとこうも大変なものか・・という代表例のような
お産でした。
 
*******************************
日勤から、7~8センチ開大で、陣痛5分間歇です。
入院から4センチが半日続いて、やっと進みだしました・・と送られる。
 
訪室すると扁平骨盤で、仙骨はロックしたような動きの硬さがある。
膝立て骨盤調整では、左の伸展動作が楽。右の仙棘靭帯が硬縮あり。
膝倒しでは、L5は左右差がないのに、L2で大きく左が動く。
縦に長いおなかで、赤ちゃんの背が伸びている印象です。
『??』まだ、うまく陥入していないってことか?
 
3時間後、子宮ほぼ全開大で、破水。
この時点で、児頭は第2頭位置で、右の股関節に向かって先進。
左方向に空間が生じており、内診指で容易に挙上可能(??)
 
ここから、いろんなことをしていきましたが、陣痛が強くなる
心音がふらつく、だましだましで側臥位で、排臨したにもかかわらず
1時間・・・この状態でも頭を押し上げれば、動いてしまう!!
陣痛が微弱になったので、医師に上申。
クリステレル+吸引分娩で生まれました。
赤ちゃんはAP9点   良かったとっても元気。
 
**********************************
ただし、その頭は・・・
お腹の中ですでにあたまが絶壁だったり、おおきく変形していたであろう?赤ちゃん
(頭の一部が長期間圧迫を受けていたであろうと想像できる形)が最近多いのですが、
この赤ちゃんもしかり。
吸引のカップは、正中にかかっているにもかかわらず、右耳の後ろから後頭骨にかけて、尾根が形成されている!!
三角とか菱形とか、ソロバンの珠型とか、もはや分類できない変形です。
頭血腫はなし。
 
もう、3Dでは想像もできない世界です。
がっくりしたのは・・・
パパに、向きがおかしくなったのは、
いろいろ(骨盤を調整)したせいではないのかと
 
・・・絶句。
 
出血が少ないのも、お子さんが元気なのも血流が保たれているからなんて
まあ、想いもしないですよね。
PR

ふ~手強いですよ。

ゆるみがきついんですね~
大転子後部を内股に寄せるように両手で支えると
(下垂がきつくて、アイテムによる支持が現在不能なんです)

CL 『・・・・ん~かなり楽。』


この位置で支えてあげるには???
骨盤高位+体の側面を支える?

あ~これしか思いつきませんでした。
22aa28a0.png

その他の特徴としては、肩甲骨がガチガチで
下制の動きは、まったくと言っていいほど
動きません。

特に右 耳たぶ下部もガチガチ

  頬骨は、左を下方に押すと圧痛が出ます。

  CL 『そういや~最近あごが痛い』

やっぱり、背部に注目してみるか~??
という事で背骨を呼吸に合わせて、動かしてみました。

深呼吸で身体が動かないので、ここをターゲットにしてみようと思います。
どうなるかな~

前回帝王切開。今回は経膣希望で本日がタイムリミットの妊婦がいる。

そう朝話をきいて、今日来ればなぁ~身体に触ってみたい
たけ心の声 (陣痛が起こせないかなぁ~)
・・・・願えば叶うものですね~。

分娩介助が終わって、手がすいたところにNSTに現れた!!

この方もL5とL2に短縮があり、膝倒し挙手ミックスで改善。
骨盤高位で膝立て骨盤調整と骨盤呼吸の動きで
骨盤周囲の動きを改善。

その後の腹部触診では、きっちり児頭固定しているし、
NST上、事前に感じていなかった収縮が、10分おきに起きている!!

もしかしたら、VBACもいけるんじゃないかな・・・と感触。
その後の外来診察でGOサインがでて、予定帝王切開から
明日ダブルセットアップで誘発入院となったそうです。
ギリギリ間に合った?一役買ったのではないか?と・・・・演出家は思うのです。

自己満足かもしれないです。
けれども、助産師は目的を持った意図的なアクションがとれなくてはいけないと思うんですね。
そうでないと異常の早期発見は産科看護婦でもできますから・・・。

※ VBAC(ブイバック)とは、 帝王切開後の経膣分娩(自然分娩・普通分娩)のことを言います

「もう腰痛とさよならしたい」
2人目の経産婦さんは腰を曲げながら
歩いていました。

もう生まれるの?と思うほどの歩きよう
だけど・・・・・
陣痛は7分間歇、子宮口は3センチ。

ゼネラル調整で、右方向に調整したとき
「あ~気持ちいい。」
膝立て骨盤調整をやっていただくと
「腰がのびるぅ~あ~気持ちいい。」

トコちゃんベルトを持っている人なので
使用を勧めると

「陣痛始まってから食い込む感じがして
 外しているんです。」

まあ、不快な気持ちがあるなら無理しなくても
いい旨伝えて退室。

これから2時間くらいで生まれました。
後で聞くと
「トコちゃんベルトをつけてから腰が楽だった気がします。」

・・・素直なかたですよね。言われた事は試してみる。
頭で行動しなければ、体にいいことが見つかるんですよね。

なぜなら、陣痛の強さはベルトのおかげもあるけれど
骨盤体操のおかげだと思う。ね、皆さま。

最近ちょっと分娩後のゴロゴロをサボっていたんですが
久々に。

ご本人はすこし怖がっていましたが、実は凄く楽な姿勢です。
脱力するよう誘導すると
出てきた出てきた・・・歪みがグ~ンと見えてきた。

左の腰が床面から浮いて、左の背部が緊張しています。
細かく言うといろいろあるんですが
これをゴロゴロしていると、消えて行く消えていく。

あ~この感激を忘れておりました。

無事出産を終えてもあくまでも次のステップへの入り口です。
健康に笑顔で、育児を送るにはここで骨盤を整えてあげる事の
重要性を感じます。

骨盤支持だけではこんなにシュタシュタ歩けませんもの。
夜中の3時のお産にもかかわらず、翌朝は笑顔でおいででした。

良かった、良かった。
 

『夜を担当します、産婆で~す。いかがですか?』

陣痛間歇3~4分の産婦さんは座って夕ご飯中でした。

ご飯に向かえる人は、経過良好・・・ってな、私的ジンクスが
あります。お産にもしっかり向かい合えるんだよね。

「腰が痛くて、座っているほうが楽ですね。
 お腹も痛いけど・・。」

確か、子宮口3センチと申し送りを受けたばかり。
それで腰では・・・なぁ。
ゼネラルしたほうが楽になりそう。
PSISはまだよく触れる・・・
まだ、下がるのに時間がかかりそう。
 

夕ご飯中だったので、情報収集は終了。

19時半にお腹を触診。
上下に長く、右に偏った胎児が触れる。
収縮輪5センチ?児頭は凄く下がっていた。

ゼネラル調整をしてから、
「気持ちいいですね~これ」
この反応が出る人には、良く効きますね。

その後、L5の可動が悪くなっているので
膝倒し・・・操体中にもいい陣痛がやってきます。

大腿の内転筋が硬いので調整。
中臀筋をほぐして・・・
「マッサージ効きますね、気持ちいいです。」

決してマッサージをしているわけではないんですが
この方の認識として、マッサージをされているような
感じなんでしょうね。

この後、内診すると4センチで骨重積ができちゃってます。
(破水したのが当日朝でした。)
骨盤高位のまま、子宮開大処置で8センチにしておきました。
本人が言うところのマッサージで
骨盤が開く準備をしておくからできることですが。

素敵ですね~部屋へ戻ってもよかったのですが
そのまま分娩室に居たいということで
1時間半後、3400g弱の赤ちゃんをご出産。出血も200g弱

こんな感じでお産がお産が終わると

「いや~あのマッサージ効きましたね」と彼女。
マッサージではないんですよ、骨盤調整。
産後もきっとしっかり、骨盤支持を骨盤体操を
してくださるでしょう、こういう方は。

 

最新コメント
カウンター
文字なカウンター
あなたは人目のお客様です。
Script:Ninja Blog 
Design by:タイムカプセル
忍者ブログ [PR]